2012年09月12日

2012年秋の公演情報

皆さま、こんにちは。
気がついたら、夏が終わっておりました…。

今秋の公演をご案内させて頂きます。
お会いできますことを、楽しみにしております。


《 Luna - luce eterna - 月の女神をめぐる物語 》
  ラ・フィアーバ ミオンコンサート vol.1

2012年9月15日(土) 
☆昼の部 12:30 開場  13:00 開演 ※満員御礼
☆夜の部 16:30 開場  17:00 開演

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アルフォンス・ミュシャの版画パネル《月光》
1902年に刷られたオリジナルが、サロン・ミオンに
コレクションされています。
この絵画を囲み、音楽とおはなし、お茶を楽しむ会を
開催いたします。

19世紀末パリの青春。
プッチーニ《ラ・ボエーム》より、もう少し先の
シャルパンティエ《ルイーズ》の世界。
ロマンティックな、若きドビュッシーも。


出演:ラ・フィアーバ http://lafiaba.sblo.jp/
(ソプラノ・長澤雅恵 ピアノ・加藤希央)

会場   mion http://www.mion-m.jp/index.htm

入場料  3000円 ※お茶とお菓子付




《 せきがはら人間村『おはなし音楽会』》
 〜 9月:絵本作家がやってくる! 〜


2012年9月22日(土) 10:30 開演
関ケ原製作所(岐阜県不破郡) 生活美術館 2階会議室

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毎月恒例となりました、せきがはら人間村おはなし音楽会。

今月のゲストは、『くものわたあめ』、『つばめのピーちゃん』、
『まいにちまいにちたんじょうび』など、たくさんの楽しい絵本を
リリースされている、絵本作家の正高素子さんです!

絵本をつくる人、音楽を奏でる人、絵本を読む人
ちょっとヘンテコ、楽しいトリオ(三重奏)です。


ゲスト:正高素子(絵本作家)
共演:加藤奈津子(おはなしばあば)  

入場無料 



豊郷小学校旧校舎群 竣工75周年
〜ヴォーリズ建築とともに85年前の音色がよみがえる〜
《 スタインウェイピアノ修繕記念講演&コンサート》

2012年10月21日(日)
講演 13:00〜 コンサート(開演)14:00〜

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1937年、故郷のこども達のために巨額の私財を投じ、学校を
建造・寄付した古川鉄治郎氏。
設計を請け負ったのは、近江を拠点に美しい建築を数多く残した
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏でした。
その開校当時からこども達と一緒に歌っていた、1927年製の
スタインウェイ・ピアノ。
ひょんなことでそのピアノと出会った私は、不思議なご縁に
手繰られるように、修繕の現場に立ち会うこととなりました。

修繕を担当された名古屋ピアノ調律センターの宮北氏による
講演と、よみがえったピアノの音色を。
歴史的名建築とともに、お楽しみ頂けましたら幸いです。
ご来場、心よりお待ち申し上げております。

共演:福井友美(ピアノ・デュオ)
   アンサンブル・カラヴィンカ http://blog.livedoor.jp/e_kalavinka/

会場:豊郷小学校旧校舎群・講堂
  (滋賀県犬上郡豊郷町石畑)

入場料:前売券 2000円 当日券 2500円 全自由席


* * * * * * *


7月、8月、色々と繋がっている出来事が多いので、
少しずつ、連動させながら綴っていきたいと思います。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします♪




posted by K10 at 00:52| 日記

2012年08月12日

ご無沙汰しております

気づけば2か月半!
ご無沙汰しております。

世間はお盆休みに。
私も夏期休暇に入りまして、ようやく、新しい
アトリエへの引越しもひと段落しつつあります。

とりあえず、6月の復習をアップ。
7月分も、できるだけ早くまとめたいと思います。

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新アトリエのロフト部分から見下ろした我がピアノ。
ロフトは書き物スペースになっています。
本ブログも、ここからの発信となります。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!







posted by K10 at 23:23| 日記

2012年07月28日

注文の多い料理店-2-

せきがはら人間村フォーラムこどもの日2012

当日。
早朝から集まる大勢の若手社員さん。
準備は万端。

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ふしぎの森の奥。静かに出番を待つ舞台。

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本日の案内人おはなしばあば。森の木々を、じっと見つめる。


こども達が集まってきました。
今日はみんな、山猫に変身するのです。
まずは、好きな色の「山猫のもと(お面の土台)」を選びます。

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何色を選んだのかな?

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のぞくと、違ってみえるよ。

さあ、みんな山猫!
おはなしばあばの語りで、自分だけの山猫づくりが始まります。

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どんな素材も、おはなしを紡いでいく。
こどもたちの傍らには、お父さんお母さん、
関ヶ原製作所の素晴らしい若者たち。

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ふしぎの森のなかは、お腹を空かせた山猫たちでいっぱい。
さあ、音楽劇《注文の多い料理店》の始まりです。

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花音さん登場。

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舞台転換スタッフも、準備オッケー。

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カーテンコールには、作曲家のくりもとようこ先生もご登場下さいました。


音楽、物語、美術。
すべてを味わう時間。
株式会社関ヶ原製作所、せきがはら人間村財団を母体に、
この美しくて不思議な時間が生まれました。

一番大切なものは、こどもたちの心のなかにしまわれた、何か。
それは、昔こどもの私たちにも。

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posted by K10 at 21:04| 関ヶ原

2012年07月27日

注文の多い料理店-1-


せきがはら人間村フォーラム2012こどもの日
  つくってあそぼう きいてあそぼう
     《注文の多い料理店》


その舞台を作るために、我らが関ケ原のスタッフたちは
何か月も前から知恵を絞り、準備をしてきました。

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連日、就業後の作業。日本には、こんな素晴らしい若者たちがいる。

「わくわくチャレンジ」でこども達と作った《ふしぎの森》。
これが、音楽劇『注文の多い料理店』(作・宮澤賢治 作曲・くりもとようこ)
の舞台となるのです。

音楽劇の進行に合わせ、立体的に展開してゆく舞台を、
関ヶ原スタッフは様々な工夫を凝らし、とても楽しげに
形にしてゆきます。
(昨年の「海のパネル」が数段階ヴァージョンアップ)

さりげなく日本の伝統玩具に見られる仕掛けが組み込まれて
いたりして、いやはや日々驚愕。
まさに「ものづくりの会社」ならではのスピリッツを感じる、
素晴らしい経験をさせて頂きました。

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西洋料理店「山猫軒」。完成!これも、動きます。
(ううむ、写真が傾いているのは、撮ってる私が一緒に首を傾げたからか)


* * *

本番前日。
出演くださるコンサートグループ「花音」のメンバーが、
リハーサルのため関ケ原にやってきました。

花音さんは、ソプラノ2名、ピアニスト2名、ヴァイオリニスト1名
からなるグループで、全員がお母さんでもあります。
各自がオペラの舞台やリサイタル等、多忙な演奏活動を続けられると
同時に、「こども達のためのコンサート」を企画、上演されています。

音楽劇《注文の多い料理店》は、花音さんの委嘱作品。
初めて観た時から、「いつか関ケ原に!」と願っていた私です。
ですから、この上演は私にとっても、夢の舞台でした。


リハーサルが始まりました。
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曲に合わせてちゃんと仕掛けが動くか…。ちょっとドキドキ(私が)。
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物語に合わせて、後ろの絵が…動いた!
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部屋はけむりのように消え…。「おうい、おうい、ここだぞ、早く来い。」
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舞台両脇に広がるのが、みんなで作った《ふしぎの森》。
この森は物語の扉。開いて、みんなを森の奥へといざないます。


リハーサルは、ばっちり!。
さあ、明日はこども達とさらなる物語作りの世界へ。

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きれいな空。きっと明日はいい天気。








posted by K10 at 13:22| 関ヶ原

2012年07月14日

ふしぎなたね


株式会社関ケ原製作所シャインズビルにて開催された、
《関ヶ原わくわくチャレンジ》2012年7月のテーマは

『ふしぎなたね』

身の回りにある色々な物。
えんぴつ けしごむ ボタン ビーズ
どんぐり ストロー CD クリップ …

みんなみんな、たねになる。
育つとしたら、どんな木になる?

関ヶ原製作所スタッフが作成した「ふしぎのもり」。

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制作方法もすべてスタッフの考案。毎年どんどん面白く豊かに。

ここに、こどもたちが生み出したたくさんの
「ふしぎの木」が根を下ろしました。

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なんて鮮やかな!


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創作の始まり、彼女は迷うことなく、小さな紫色のビーズを手に取りました。
この木の名前は「ゆきの木」。時の流れまでみえるよう。


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この木は「こころの木」。そこには喜びも悲しみも。
そして、優しく繋がれています。



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「えんぴつの木」。お父さんと一緒に作った思い出は一生。

ひとつひとつ、すべての木に、物語がぎっしりと詰まっています。

この「物語の森」は、後に訪れるさらなる物語の舞台に。

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宮澤賢治さん。お待ちしています。
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この切り株、演奏者用の椅子になります。なんと、高さ調節もできます。すごい。






posted by K10 at 12:07| 関ヶ原

2012年06月30日

超人ルソー

☆音楽家ルソーふたたび
−異色作《ピグマリオン》を中心に−

2012年6月30日(金)武蔵野市民文化会館小ホール
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2012/02/post-33.html

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ホール階段のシャンデリア。子供の頃からこういうの好き。


修士課程でのテーマをリストの朗唱曲《レノーレ》に定めた私は、
第1回目のゼミ発表にルソー《ピグマリオン》を選んだ。
いわゆるmelodramaと呼ばれる作品の始まりとされる。

ルソーのこの不思議な作品について調べるうち、本演奏会の
存在を知る。が、すでに完売(さすが東京…)。
殆ど諦めていたのだが、偶然たどり着いたサイトで券の入手が
可能となり、めでたく観劇することができた次第。

前半は、ルソーの音楽作品と、ルソーの主題を用いた変奏曲。
時に「つまらない、単調」などと言われるルソーの作品、私も
演奏を聴いたのはこれが初めてだったが、とても気に入った!
《3つの音によるエール―なんと日が長いのだ、お前と離れて
過ごすと》これは詞もルソーによるが、まさにミニマムの粋。
超音楽好きの友人夫婦に、すぐさま聴かせたいと思ったし、
たぶんとてもポピュラーになるんじゃないかと感じた。
(という話を大学でしたら、しーんとなったけれど)

《4つのクラリネット二重奏曲》。
長3度の音程は、ルソーにおいては「愛の音程」。
そしてなんという愛おしさに満ちた音楽だろう。
何より、ルソーの音楽に存在するこの感覚は、
非常に21世紀的だと思う。
(それをうまく説明する言葉が、まだ見つからないのだが)

クラーマー作曲《ルソーの夢・主題と変奏曲》。
小川京子氏による、その素晴らしい演奏!
「音色」というものは、かくも慎ましく深く慈しみに満ちた
存在であったのだ。
昨今の、けばけばしく表面的な「音色」に溢れたピアノ音楽に、
自らへの猛省も含め頭を抱えていた私にとって、それはまさに
泉のような演奏だった。


後半に、お待ちかねのメロドラム《ピグマリオン》。

「あらすじ」
仕事に絶望し、以前のように湧き出てこない霊感の枯渇に苦しむピグマリオンには、ふと思い当たることがあった。かつて入魂の技を振って刻んだガラテイアの像を幕で覆って傍らに置き、別の仕事にかかってからというもの、創作力に衰えが目立って来たのだ。ピグマリオンはその幕を取り去って、女神像をあらわにする。かつて仕上げた畢生の大作。しかし、感動と裏腹に、なにかが欠けていることに気づく。鑿を取り上げてみるが、なにか自分の手を拒むものがある。魂が欠けているのだ。様々な思いに身を苛んだピグマリオンが気を取り直して彫像を見つめると、なんとガラテイアの像は命をもってくる。そして台座を降りて彼に近づき、「私」と声を発する。彼女の手に口づけしたピグマリオンは、自分の生命が彼女にかかっているのを知るのだ。
(プログラムノートより)


散文の一人芝居(最後の最後でガラテイアが一言発するけれど)。
ピグマリオンが独り、独白で語り、演技を繰り広げる合間に、
小規模なオーケストラが長短様々な曲を奏する、という形式。
現代においてはそれ程奇異なものではないが、この様式の始祖が
この作品であった、というのは感慨深いものがある。
何といっても、非常に「ロマン派的」ではないか。
この作品は発表されるや直ちにドイツ語圏に広まり、その手法は
モーツァルト、ベートーヴェンにも影響を与えた。
そしてその後のロマン派の時代、多くのサロンにおいてmelodramaは
普遍的なプログラムであった。
リスト《レノーレ》も、まさにその流れから生まれた作品だ。

この点でも、ルソーはずいぶんと先んじていた感がある。
テーマの選択にしても、ギリシア神話に基づいていながら、そこに
表されているのは、「一芸術家」であり、「苦悩する人間」の姿。
(個人的には、ピグマリオン→フランケンシュタインのラインを
 妄想して、ぐるぐるぐる…)

* * *

ともあれ、素晴らしい時間でした。

ルソーの思想について、私は全くなんにも理解していない。
が、音楽について感じたことといえば、彼は300年先まで未来に
ぶっ飛んでいた、ほとんど宇宙人的に。

ご覧のとおり何にもまとまっていないのですが、
ひとことでいうならば、

カッコいいなあ、ルソー!


(…。また後日、書きたいと思います…)




posted by K10 at 23:02| 音楽雑記帳

2012年06月27日

そのままの時を生きる

小沢健二「我ら、時」展覧会とポップ・アップ・ショップ

この日にしか行けなくて、時間をとても気にしながら
飛び込むように会場へ。
運がよくて、そこには私しかいなかった。


液晶画面をしばし離れて、静かで密やかな時を
歩いてみませんか?
きっと何か新しい感触、あるいは大きな樹のように
古い感触を持って、トンネルから出てきていただける
気がしています。
http://www.parco-art.com/web/other/exhibition.php?id=478


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90年代、私はその他大勢の同世代たちと同じように、
彼のことをとても好きだった。
私自身がさまよっていた時代(ピアノの引越し回数が
多いのも、この流離があったからこそ)、小沢氏が
何を考え、どこに進んでいるのか、理解できなくても
共感できていたように思う。

今、益々理解できない、けれど、やはり、何かを
信じようとする私がいた。


この表現でよいのか。
展示された写真作品、こぼれ落ちてくる朗読、音、光、
これらに取り巻かれたなか、
私自身に対して、自問自答する、し続ける。

ささやくことは、本当に難しい。
全員に伝わらないことを、わかっていて行動するのは、
本当に勇気がいる。

けれど、実は当たり前のことではないのか?

迷い、ふらついてばかりいる事。
ただ、考え続けていく。







posted by K10 at 19:26| 展覧会
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