2009年07月02日

永遠ではない

Tokyo No.1 Soul Set のライブに行く。
ものすごく久しぶりな名古屋クワトロ。
ライブハウスは、やっぱりいいなあ。

大好きなサウンドに身をまかせていて浮かんだのは、「生きのびた」の感覚。
彼らの音をはじめて聴いた日から、もう15年近く経つ。
あれから、この日まで、私も彼らも、生きのびたんだなあ。
大袈裟なことではないけれど、でも、すごいことだよ。
いったい、どれだけの感謝をどこに放てばよいのか。

「またね」の言葉は、軽やかなのにね。
このキラキラとした時間は永遠ではない。
その、どうしようもない愛おしさよ。

* * * * *

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 を観にいく。

…そういえば、エヴァも95年か。

観終わって、ものすごい疲労感に襲われる。映画館のイスに沈む。
よくぞ、よくぞ、本当によく作るなあ。
(個人的には、疾走するエヴァ3機に心を持っていかれました)
ロマンティック、大賛成です。見届けます。

* * * * *

またひとつ星が消えた。
2009年6月30日、ピナ・バウシュ永眠。

1999年『ダンソン』、2002年『炎のマズルカ』、2004年『バンドネオン』、2006年『カフェ・ミュラー』、『春の祭典』。
この5作品に出会えたことは、私の大切な宝。

一層深い記憶。
幼いころ観たテレビで、薄絹をまとった長い髪の女性が、眉間に皺をよせて、風に揺れる柳のように踊っていた。男の人が木の椅子を「ガタン!ガタン!」と音をたてて動かしていた。
それはピナの『カフェ・ミュラー』だと、あとでわかったこと。
おそらく初来日時のテレビ放映で、ならば1986年。私はもう幼くはなかったはず。けれど、本当に感動した記憶は、なぜか、4歳くらいの私の瞳に映った光景として記憶される。

白い白い、エクトプラズムのようなあの踊は、私のお終いまでずっと、私の網膜にあるだろう。
…そうか。それは私という小さな宇宙の永遠だ。
『ダンソン』での、ピナを真似してゆっくりと手を振る。

ありがとう。さようなら。どうぞ安らかに。


* * * * *

毎日、何かが起こる。
変わらず、ピアノの前に座る。それしかないよ。


posted by K10 at 06:34| 日記
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