ご無沙汰しております、こんにちは。
皆さま、お元気ですか。
ワタクシは、家移りの準備でガタピシと過ごしております。
今年は連休も、段ボールに囲まれて終わりました。
我が家で一番数の多い物、書籍。
とりあえず、9割の本を段ボールに詰め終わった所です。
タイトルは『段ボール箱のサロン』。
短い期間とはいえ、狭い箱のなかで時を過ごすわけです。
少しでも無駄のないよう、どんどん詰め込んでいきながらも、
ふと、作家同士の出会い頭を想像してしまいます。
日頃並んでいる棚のラインは当然影響しますから、
ポーと乱歩の文庫、ビアズレイの画集などがまず収められ、
その隙間に、ちょうど量がぴったりだった須賀敦子の全集。
…ちょっと不安になり、マコーレイの絵本『カテドラル』を
入れておく。
フローベール、プルースト、ロラン、レオニ、ニーチェ、
ワイルド、ルーセル、ビーグル、リラダン、澁澤龍彦、
コクトー、ボードレールが一緒にいる部屋。
…………。
ううむ、メアリー・シェリーに来てもらおうか。
(…偏ってるわあ。)
塩野七生『海の都の物語』とマルチェッロ『当世流行劇場』、
同じ箱に入れるのはやはりためらわれましたが。
山西龍郎『オルフェオ』やブリオン、ダンテ、ペトラルカも
一緒に。
うふふふふ、素敵な音が聞こえる部屋です。
とにかく筋肉痛に悩まされています(苦笑)。
けれど、新しい音楽と暮らしにむかっています。
出会う扉に感謝して、開いていきたいと思います。
2011年05月15日
Le salon de la boite en carton
posted by K10 at 23:44| 日記
